元財務官僚で東洋大学教授、高橋洋一氏の提唱されている政府紙幣発行案、面白いです。25兆円の政府紙幣を発行して国民に20万円づつくばるという案、その直接的な経済の波及効果も大きいですが、その欠点として指摘されているインフレ(懸念)こそが今の日本に必要なものだと思うからです。
ここ数カ月の株価・土地の大幅な下落で、ますます多くの人が「投資よりも預金が一番」と考えるようになっているでしょう。デフレ懸念が続く中で1500兆円といわれる金融資産が動くわけがありません。高速道路料金を休日1000円にするといったことも旅行需要の喚起に役立つでしょうが、本当の経済刺激策はインフレ懸念です。「銀行に預金しておくだけでは価値が目減りしてしまう(かもしれない)」と考えるお金持ちが、株・土地や新事業に資産分散・投資してくれたら150兆円ぐらい軽く動くでしょう。その波及効果ははかりしれません。
国債発行による需要喚起は規模・効果に限度がありますし、「日本国は本当に借金を返せるのだろうか」と人々が思い始めた時点で、まさにコントロールできないインフレになる可能性があります。それに対して「規律ある」政府紙幣の発行の方が、コントロールされたインフレを起こし、はるかに効果的な経済刺激策になると感じます。(素人の勝手な感想ですが)
by 大澤
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